2009年5月11日
ゲームの周辺機器、ライセンス商品と非ライセンス商品の違い?
お客様から質問をいただきましたので、ご紹介いたします。
>ゲーム機メーカーによるライセンスがある商品とない商品がありますよね。
>この違いは何なんですか?
>全然気にしたことはなかったのですが気になっちゃいましたので
>勇気をだして質問してみました。
>おねがいします。
ゲーム機メーカーはゲーム機を製作・販売している会社の事です。
任天堂、SCE(ソニーコンピュータエンタテインメント)、マイクロソフトなどがあります。
ライセンスとはこれらのゲームメーカーから「このゲーム機用の周辺機器を作っても良いよ」という許可の事です。
ゲームショップなどの店頭に並ぶゲーム機用の周辺機器ですが、このライセンスを受けている製品と受けていない製品があります。
今回はこの違いについてご紹介いたします。
せっかくなので、ライセンスを受けていないメーカーさんの立場からちょっと書いてみたいと思います。
★メリット
1:メーカーへのライセンス料がいらない
2:メーカーの審査が無いので自由な周辺機器が製作できる
★デメリット
1:メーカーから製品の仕様情報が来ないのでライセンスを受けたメーカーに比べて製作に時間がかかる
2:ライセンスを受けていないので一部の大手販売店に置いてもらえない
3:ゲーム機の正式名称・写真が使えない
4:お客様が心理的に警戒する事がある
では、ざっくり説明していきましょう。
1:メーカーへのライセンス料がいらない
ライセンスを受けているメーカーの場合、ライセンス料をゲーム機メーカーに支払います。
このため、制作費がライセンスを受けていない製品に比べて高くなります。
もちろん、ライセンスを受けている事で、正確な製品仕様が入手できますので、製作時間の短縮が可能です。
このライセンス料の影響で販売価格が高くなる事もあります。
2:メーカーの審査が無いので自由な周辺機器が製作できる
その昔、「テレビDEアドバンス」というゲームボーイアドバンスを分解してテレビに表示できるようにするという凄い キワモノ 大ヒット商品がありました。
こちらの商品はライセンスを受けていない商品でした。
もっとも、ゲーム機を分解して取り付ける必要があるような製品はライセンスを受けたメーカーでは出せません。
企画をゲーム機メーカーに持って行った時点で破り捨てられちゃいます(笑)
また、大人気商品のゲームを改造するグッズシリーズも同様です。
ゲーム機メーカーからしたらゲームを改造して遊ぶのはあまり良く思っていません。
オンラインに対応したゲームを改造されちゃうと多くの方に迷惑がかかります。
隠し要素などもいきなりバレちゃう事もあります。
では、ここからはデメリットについて。
1:メーカーから製品の仕様情報が来ないのでライセンスを受けたメーカーに比べて製作に時間がかかる
ライセンスを受けたメーカーの場合、新製品が発売される前にその仕様について連絡があります。
例えば、ポーチを作るにしても製品のサイズが正確に分からなければ作れません。
その情報がライセンスを受けたメーカーに比べて遅いので、発売日に同時発売を目指すのなら製作時間が短くなってしまいます。
発売前の製品仕様がどうしてライセンスを受けていないメーカーが知ることができるのか?
それはまぁ、蛇の道は蛇とでも申しましょうか(笑)
2:ライセンスを受けていないので一部の大手販売店に置いてもらえない
これは結構深刻な問題でして、大手のおもちゃ屋さんなどではライセンスが無い製品はなかなか置いてもらえないそうです。
一般的に量販店などではゲームの専門的なスタッフではなく、どの家電などでもある程度知っているスタッフが多いです。
そういった方がゲームを販売するにあたって、ライセンスが無い商品の場合にはゲーム機の正式名称が使えないので混乱が予想されるそうです。
こういった事もあり、避けられる傾向が強いそうです。
3:ゲーム機の正式名称・写真が使えない
2でもちょっと触れましたが、「ニンテンドーDS」や「プレイステーション3」はゲーム機メーカーの登録商標です。
ライセンスを受けていないメーカーが勝手に使ってはいけないのです。
このため、ニンテンドーDSは「NDS」、プレイステーション3は「PS3」という表記をしています。
同様にゲーム機の写真を使う事もできませんので、説明書などで限りなくDSに近い形をしているけど、ボタンの数がちょっと違うといった限りなく微妙なごまかしが必要になります。
4:お客様が心理的に警戒する事がある
上記の2や3と被る点もありますが、購入される方がライセンス商品とライセンスが無い商品を見た場合、ライセンス商品の方が安心と思っている方が多いです。
やはり上記3の正式名称や写真が使えないのは大きなデメリットで、購入される方にしてもDSのように見えるけど、ちょっとボタンの数が違う絵が載っていたら警戒しちゃいますよね。
ライセンスを受けていないメーカーとしては頭の痛い問題なのですが、店員のオペレーション次第で売れ行きが全く変わってしまいます。
店頭の展開を含めて、ライセンスが無い製品を売るには一工夫が必要になります。
>ゲーム機メーカーによるライセンスがある商品とない商品がありますよね。
>この違いは何なんですか?
>全然気にしたことはなかったのですが気になっちゃいましたので
>勇気をだして質問してみました。
>おねがいします。
ゲーム機メーカーはゲーム機を製作・販売している会社の事です。
任天堂、SCE(ソニーコンピュータエンタテインメント)、マイクロソフトなどがあります。
ライセンスとはこれらのゲームメーカーから「このゲーム機用の周辺機器を作っても良いよ」という許可の事です。
ゲームショップなどの店頭に並ぶゲーム機用の周辺機器ですが、このライセンスを受けている製品と受けていない製品があります。
今回はこの違いについてご紹介いたします。
せっかくなので、ライセンスを受けていないメーカーさんの立場からちょっと書いてみたいと思います。
★メリット
1:メーカーへのライセンス料がいらない
2:メーカーの審査が無いので自由な周辺機器が製作できる
★デメリット
1:メーカーから製品の仕様情報が来ないのでライセンスを受けたメーカーに比べて製作に時間がかかる
2:ライセンスを受けていないので一部の大手販売店に置いてもらえない
3:ゲーム機の正式名称・写真が使えない
4:お客様が心理的に警戒する事がある
では、ざっくり説明していきましょう。
1:メーカーへのライセンス料がいらない
ライセンスを受けているメーカーの場合、ライセンス料をゲーム機メーカーに支払います。
このため、制作費がライセンスを受けていない製品に比べて高くなります。
もちろん、ライセンスを受けている事で、正確な製品仕様が入手できますので、製作時間の短縮が可能です。
このライセンス料の影響で販売価格が高くなる事もあります。
2:メーカーの審査が無いので自由な周辺機器が製作できる
その昔、「テレビDEアドバンス」というゲームボーイアドバンスを分解してテレビに表示できるようにするという凄い
こちらの商品はライセンスを受けていない商品でした。
もっとも、ゲーム機を分解して取り付ける必要があるような製品はライセンスを受けたメーカーでは出せません。
企画をゲーム機メーカーに持って行った時点で破り捨てられちゃいます(笑)
また、大人気商品のゲームを改造するグッズシリーズも同様です。
ゲーム機メーカーからしたらゲームを改造して遊ぶのはあまり良く思っていません。
オンラインに対応したゲームを改造されちゃうと多くの方に迷惑がかかります。
隠し要素などもいきなりバレちゃう事もあります。
では、ここからはデメリットについて。
1:メーカーから製品の仕様情報が来ないのでライセンスを受けたメーカーに比べて製作に時間がかかる
ライセンスを受けたメーカーの場合、新製品が発売される前にその仕様について連絡があります。
例えば、ポーチを作るにしても製品のサイズが正確に分からなければ作れません。
その情報がライセンスを受けたメーカーに比べて遅いので、発売日に同時発売を目指すのなら製作時間が短くなってしまいます。
発売前の製品仕様がどうしてライセンスを受けていないメーカーが知ることができるのか?
それはまぁ、蛇の道は蛇とでも申しましょうか(笑)
2:ライセンスを受けていないので一部の大手販売店に置いてもらえない
これは結構深刻な問題でして、大手のおもちゃ屋さんなどではライセンスが無い製品はなかなか置いてもらえないそうです。
一般的に量販店などではゲームの専門的なスタッフではなく、どの家電などでもある程度知っているスタッフが多いです。
そういった方がゲームを販売するにあたって、ライセンスが無い商品の場合にはゲーム機の正式名称が使えないので混乱が予想されるそうです。
こういった事もあり、避けられる傾向が強いそうです。
3:ゲーム機の正式名称・写真が使えない
2でもちょっと触れましたが、「ニンテンドーDS」や「プレイステーション3」はゲーム機メーカーの登録商標です。
ライセンスを受けていないメーカーが勝手に使ってはいけないのです。
このため、ニンテンドーDSは「NDS」、プレイステーション3は「PS3」という表記をしています。
同様にゲーム機の写真を使う事もできませんので、説明書などで限りなくDSに近い形をしているけど、ボタンの数がちょっと違うといった限りなく微妙なごまかしが必要になります。
4:お客様が心理的に警戒する事がある
上記の2や3と被る点もありますが、購入される方がライセンス商品とライセンスが無い商品を見た場合、ライセンス商品の方が安心と思っている方が多いです。
やはり上記3の正式名称や写真が使えないのは大きなデメリットで、購入される方にしてもDSのように見えるけど、ちょっとボタンの数が違う絵が載っていたら警戒しちゃいますよね。
ライセンスを受けていないメーカーとしては頭の痛い問題なのですが、店員のオペレーション次第で売れ行きが全く変わってしまいます。
店頭の展開を含めて、ライセンスが無い製品を売るには一工夫が必要になります。
ざっくりいってみると、こんな感じかなぁ~? | |
なんだかあまりライセンスを受けずに出すメリットが感じられないのですが。 | |
ん~? でも、プロアクションリプレイやコードフリークなどの改造ツールを発売するにはライセンスを受けていたら出せないよ。 | |
あ、ボクがナイスアイディアを発表します! 改造ツールだけライセンスを受けずに出したらいいんですよ! | |
お前ね・・・。 ライセンスは商品ごとの設定じゃなくて、ゲーム機メーカーと周辺機器メーカーの間で交わされる契約だよ。 その商品だけライセンスいりませんなんて通用しないよ。 | |
そうなんですか。 いいアイディアだと思ったのに。 | |
以前はライセンスを受けずに製品を作っていたゲームテックという有名な会社が、2008年に任天堂とライセンス契約を交わしてライセンス商品を発売したんだ。 | |
へ~今までライセンスが無かった会社がライセンス契約を結ぶ事もあるんですね。 | |
で、何があったのか2009年になったらいきなりライセンス契約が終了してた・・・。 | |
ええ!? 1年で終わっちゃったんですか!? | |
ああ、大人の事情ってのが見え隠れする事件だよな(汗) あの大手ゲームテックですら速攻でライセンスを解除しちゃうんだからあまりうまみがないんじゃない? | |
ライセンスを受けずに作った方が良い・・・と? | |
まぁ、周辺機器と言えばHORIという超大手がある訳で、同じ土俵で闘うよりも色々なアイディア製品を発売しやすいライセンス無しの方がゲームテック的に有利だと判断したんじゃないかなぁ? | |
へぇ~。 周辺機器メーカーさんも色々大変ですねぇ。 | |
と、いう訳でゲームテックさんも任天堂を意識せずに色々な製品を販売できるようになりました。 改造ツールの発売を楽しみにしています(笑) | |
なんなんですか、それは。 | |
いや、ボクって生まれて初めて使った改造ツールがゲームテックの「メモリージャグラー」だったから何かと思い入れもあるんだよね(笑) | |
単なる超個人的意見なだけじゃないですか・・・ |
by at 13:23
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