■ 中古品買い取り、中学生にも保護者同伴求める ■
YOMIURI ONLINEさんより
こちらのニュース記事にもあるように、明日2013年10月1日よりゲームソフトやDVD、CD、本などの買取時に一定のルールを設ける事になりました。
このルールはあくまでも買取業者(お店側)の自主規制となり、法律や条令に基づく措置ではありません。
中古品の買取業者で作られた
「日本メディアコンテンツリユース協議会」によって今回の自主規制の内容が作られました。
■ 中学生以下を保護者同伴とする自主ルール「東京ルール」を10月1日より全国で運用。 ■
Games Japanさんより
今年の6月に開かれた
「東京万引き防止官民合同会議」にて上記自主ルールが発表されたため、東京ルールと名付けられました。
「東京ルール?東京以外なら守らなくてもいいんじゃね?」
というお茶目なご意見が聞こえてきそうでしたので、ひっそりと
「書籍等のメディアコンテンツに関する古物営業ルール」という長い名前に改称されています。
何だか妙に長い名前であまり浸透しそうにありません(汗)
「メディア等買取ルール」ぐらいのシンプルさにしておけば良かったんじゃないかと思いますが(笑)
と、まぁどうでもいいツッコミはさておき。
肝心の中身をチェックしてみましょう。
●1:中学生以下からの買取りは保護者同伴とする
中学生以下の方からの買取は本人のみでは行えません。
必ず保護者同伴での買取になります。
理由は様々ですが・・・
・義務教育という事で、保護者からの小遣いで買った物を勝手に換金する行為に対する批判
・友達から借りた物を勝手に売ったりする可能性
・万引きなどの不正入手品の換金を防ぐ
などが主な理由になります。
「ただでさえお小遣いが少ないんだからゲームを売りたいよ~」
と、いう方は保護者の方と一緒に売りに行って下さいね。
中学生以下でも保護者と一緒ならゲームを売ることはできます。
●2:上記以外の高校生及び 18 歳未満からの買取りは、保護者直筆による「買取同意書」と保護者への電話確認を行う
高校生及び18歳未満の方からの買取は承諾書+保護者への電話確認を行います。
承諾書については筆跡をチェックし、本人と同一の場合には買取できません。
電話確認についても声がどう聞いても未成年だったり、簡単な質問に答えられない場合には買取できません。
保護者の方ぐらいの年齢なら知ってて当然という質問をする事があります。
よくある質問としては保護者の方の年齢、何年生まれなのか、干支は何か?という感じでしょうか。
もちろん、他にも様々な質問のバリエーションがありますが、公開しちゃうと対策されると困るので内緒です(笑)
●3:同一商品が複数本ある場合には買取をしない
ゲームソフトや漫画などは基本的に同一商品を複数本購入する事はありません。
このため、不正入手の可能性が考えられる同一商品の複数本買取は行っていません。
ただ、購入時の領収書やレシートなどの提示がある場合には店舗責任において買取を行う場合があります。
実はゲームの場合も同一タイトルの複数本購入ってありますよね。
そう、店舗特典が欲しくて色々なお店で購入した場合です。
次の項目にも該当しますが、新品で複数本の買取をして欲しいというケースになります。
5本以上新品未開封で買取に持ってこられた場合、普通に考えたらめちゃくちゃ怪しいです(笑)
ゲームソフトには握手券は付いていませんので普通に考えると1人1本買うぐらいなのです(謎)
こういうときこそ、購入時のレシートを忘れずに提示すれば買取をしてもらえる・・・かはお店次第となります。
●4:新品未開封品の買取
ゲーム、CDなどを未開封のまま買取はできません。
通常、ゲームやCDは開封して利用した物を買取するという原則になります。
未開封品の場合には不正入手が疑われるため、買取を行っていません。
よくあるケースで、「買ったけど遊ばなかった」という事があります。
ヘビーゲーマーの中では
積ゲーと呼ばれる買っただけで満足してしまい、遊んでいないゲームソフトの事です。
私も一応はゲーマーを自負していますので、理解できるのですが、世間の方々や特に公安の方々には理解できないかと思われます(汗)
このため、領収書やレシートを持参していただかないと未開封品の買取はできません。
主な自主規制ルールとしては以上のようになります。
業界団体による自主規制となっていますが、全てのゲームショップが加盟している団体ではありません。
あくまでも加盟している店舗での規制となります。
日本メディアコンテンツリユース協議会の構成メンバーでもあるゲオ、TUTAYA、ブックオフの店舗では今回発表した自主規制よりも一段踏み込んだ規制を行うと発表しています。
これらの店舗では18歳未満の方からの買取を行わない、もしくは18歳未満の方の場合には必ず保護者同伴での買取をする事になったそうです。
やはり自主ルールを制定した手前、業界全体の見本になるようにより一層厳しいルールを自分たちには課すという事でしょうか。
「書籍等のメディアコンテンツに関する古物営業ルール」は2013年10月1日から施行されます。
皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いします。
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業界内では以前から話題になっていた自主規制がついに始まりますよ~。 |
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でも、ファミコンプラザでは今までも普通にやってきた事ですよね。 |
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いや、ウチだけではなくて普通のゲームショップなら「何をいまさら・・・」って感じの内容だよ。 |
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どうして今、このタイミングで自主規制をする事になったのでしょう? |
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自主規制の構成メンバーでもあるTUTAYAの店舗で明らかに盗品の疑いがあったのに買い取ってしまい、警察への届け出をしなかった事で、行政処分を受けてるんだよね。 |
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そう言えば2年ぐらい前にありましたね。 2回ぐらいでしたっけ? |
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さすがにこりゃマズイって思ったんだろうな~。 それでルールを作るなら業界団体として自主規制を作って、公安などに「これからはちゃんとやってますよ~」ってアピールする必要があったんでしょ。 |
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それで大手の買取チェーンの名前が出ていたのですね。 |
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理由はともかく、自主規制という形でも買取ルールが統一されるのはいいことだよね。 万引きしても売れなければ少しでも万引きする人が減る・・・かもしれない。 |
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でも、万引きしてゲームで遊ぶって事も考えられますから、この自主規制が万引き撲滅にはなかなか繋がらないですよね。 |
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そうなんだよね。 ゲームにしても、漫画、DVD、CDにしてもそれ単体で利用価値があるからねぇ・・・。 |
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そんなこんなで始まります、「書籍等のメディアコンテンツに関する古物営業ルール」。 よろしくお願いします。 |
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万引きダメ、絶対。 |
by at 22:51
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