2013年2月21日、ついにプレイステーション4(以下PS4)の発売が正式にアナウンスされました。
発表されたのはアメリカのニューヨーク、PlayStation Meeting 2013の会場でした。
日本時間では午前8時という事で、リアルタイムで見る事ができなかった方も多いのではないでしょうか。
PS4ではいったい何が変わったのか、現時点で分かっている事をまとめてみました。
●高い性能、広い帯域幅の大容量メモリを搭載
PS3ではCellと呼ばれるCPUを採用していましたが、PS4ではAMDのJaguarと呼ばれるCPUを採用しました。
グラフィック性能に関係するGPUにはCPUと同じくAMDのRadeonの次世代モデルを採用。
全体的な構成として、PS3のような独自路線ではなく、PCに似た構成になっています。
このため、PCでゲームを開発している開発者の方には比較的開発しやすいのではないでしょうか。
構成が似ているという事はPCとの同時開発が可能で、更にはPCとの構成が似ているXbox360の開発を手がけた経験のある開発者の方にとっても開発しやすいと思われます。
開発が容易という事はそれだけ多数のゲームソフトが発売される可能性があるという事に繋がります。
●PS1、PS2、PS3とのディスクとの互換は無し
クラウドサービスのGaikaiを使ってストリーミングサービスとして実現する予定です。
何だかイマイチ専門用語が多くて難しい感じがしますが、
「ネットからのデータ配信を使ってPS1、PS2、PS3のゲームが遊べるようにする」といった感じです。
このため、現在持っているPS1~3のゲームがそのままPS4で遊べるという訳にはいかないようです。
ちょっと話は変わりますが、PSPのゲームを持っていてもPSVitaで遊べませんでした。
■ UMDパスポート ■を使って、安価にダウンロード版を購入する事ができました。
PS4でもこのような機能を使って所有しているゲームを安価にPS4で遊べるようにする・・・かもしれませんね。
●オンラインでゲームを共有する[SHARE]ボタンを搭載
PS4で採用された新型コントローラのデュアルショック4ではSHAREボタンが搭載されています。
このボタンを押すとプレイ動画やプレイ画面をネット上で公開する事ができます。
例えばFacebookに登録する事で、動画やプレイ画面をFacebookで公開する事ができます。
任天堂のWii Uで人気のサービス、Miiverse(ミーバース)ではプレイ画面を共有したり、コメントを付けたりする事ができます。
Facebook以外でもプレイ動画を共有したり、自由にコメントが付けられると盛り上がりそうですね。
●携帯ゲーム機のようなサスペンドモードを搭載
最近の携帯ゲーム機では当然のように搭載されているサスペンドモード。
サスペンドモードとはいわゆるゲームを中断し、再び遊ぶ時には中断した所からすぐに再開できるという機能です。
このサスペンドモードを使う事でゲームを再開する時に、起動→メーカーロゴ表示→タイトル画面→ロード選択・・・などの時間が短縮されます。
RPGなどではわざわざセーブポイントに戻らなくてもサスペンドモードでゲームを終了して、再開したい時はすぐに中断した所から再開する事ができます。
RPGでサスペンドモードを使い続けてうっかり全滅してしまい、セーブデータからロードする画面に戻ってしまい、「全然セーブしてねーよ!」という悲劇が起こりそうな予感です(笑)
ええ、PSVitaなどでも時々あります・・・(涙)
●新型コントローラのデュアルショック4
PS4の標準的なコントローラとなるのがこのデュアルショック4です。
PS3のデュアルショック3に比べて全体的に丸みを帯びたデザインになっています。
上記で紹介しましたSHAREボタン、従来のセレクト・スタートボタンの2つの機能をまとめたオプションボタンを新たに搭載しました。
コントローラの前面にあるのはタッチパッドで、静電容量式の2点タッチを採用しています。
他にもモノラルスピーカーをコントローラに搭載し、ヘッドセット用の端子も搭載しています。
コントローラにタッチパッドと聞くとWii U、ヘッドセット用の端子と聞くとXbox360をついつい想像しちゃいます(笑)
ですが、競合他社の良い点をできる限り採用していくのは理解できますし、より多くのユーザを獲得するには必要なのでしょう。
個人的にはアナログスティック上部の形状がちょっとへこんでいるのが大きなポイントだと思います。
滑りにくくなってデュアルショック3などと比べても使いやすいと思います。
●デュアルショック4の上部にライトバーを搭載
ライトバーと呼ばれるPlayStationMoveのような機能を搭載しています。
■ Moveでできることはほとんどできる ■
(GAME WATCHさんの記事より)
このように発言されている事もあり、ある程度PlayStationMoveの機能をデュアルショック4に詰め込んだという感じです。
PS4に標準的に付いているデュアルショック4にPlayStationMoveの機能を搭載する事で、PlayStationMove対応のゲームを開発しやすくするという狙いもあるのかもしれません。
また、ライトバーの色はゲーム側で変化させる事ができるそうです。
>発表会の「KILLZONE SHADOW FALL」のデモで誰も気づかなかったのですが、敵に撃たれてヘルスが減ってきたらライトバーの色が変わってきていたんです。緑から黄色、赤に変わっていって、パックを使うとまた緑になったりして、インジケーター的に使用していたんです。
との事ですが、ゲーム中にコントローラを見たりしないのでちょっと使い方が難しいかもしれませんね(汗)
●噂されていた中古ソフトは問題無く利用できる
ディスクを登録する事で中古ソフトが使えなくなるのではないかという噂が出回りましたが、PS4では中古ソフトの利用制限はかからないという事でした。
■ ファミ通.comさんより ■
中古に限らず、友達の持っているディスクを自分のPS4でも利用できるという事でした。
PS3用ソフトでも時々あるのですが、オンライン対戦などを行う際に同封されているパスコードを登録しないと遊べないというタイトルがあります。
こういったタイトルの場合、中古で購入したソフトでオンライン対戦を遊びたい場合、PlayStationStoreでパスコードを購入する必要があります。
中古ソフトは利用可能ですが、オンラインで遊ぶ際には追加でパスコードを購入しなければならないというパターンは今後増えてくるかもしれません。
>PS4の場合、基本全タイトルデジタル販売で、大きなタイトルはディスク販売もありといった風に考えていますので、わりと一杯になるというのは想定できるかなと思いますね。
■ GAME WATCHさんの記事より ■
デジタル販売という事はいわゆるダウンロード販売となります。
大きなタイトルはディスク販売という事で、基本的にダウンロード販売をメインにしたいという意図があるのかもしれません。
ダウンロード販売という事は当然ながら中古が存在しませんので、ある意味究極の中古対策とも言えます(汗)
非常に簡単ではありますが、まとめてみました。
他にもこれから色々な情報がでてくると思いますが、一番気になるのはやはりPS4本体のお値段でしょう。
PS3も発売当時は非常に高価でしたが、PS4は一体どれぐらいの価格で発売されるのでしょうか。
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お店側としてはデジタル販売がメインになるというのは辛いわ~。 |
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そうですね。 デジタル販売をメインで、大きなタイトルはディスク販売ですか。 |
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まだまだ分からない事が多いのでこれからの様子見という感じだね。 |
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ただ、お値段もかなり高そうですよね。 |
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この不況下では高すぎるゲーム機なんてほとんど売れないという事はメーカーも分かってるだろうから、ギリギリまで下げてくるんじゃないかな。 |
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ギリギリとは言え・・・3万円ぐらいじゃ買えないでそうね。 |
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そうだな。 Wii Uは死ぬほどがんばって買ったけど、PS4はダメかもな・・・。 |
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噂のXbox360の後継機種はどうなんでしょうね? |
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今年はこっちもあるんだよなぁ~。 PS4とほとんど変わらない時期に発売してくるとは思うけど・・・ |
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昨年末のWii Uも含めて、久しぶりに新型機種が発売、発表されて盛り上がる年になりそうですね! |
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高そうだから買えないけどな(涙) |
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そ、そうですね・・・。 |