(0930)ゲーム機本体値下げの裏事情[30)どうでもいい話]
(2009-09-30 12:28:29) by otake


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 お客様からの質問に答えてみようのコーナー!

 お客様からのメールの質問をよくいただくのですが、なかなか答える機会がありませんでした。
タイムリーな質問を頂きましたので、お答えしようと思います。



>最近PS3・PSP・Wiiとゲーム機の価格改定による値下げが続いていますが、在庫を持っていた場合この値下げ分はお店が損をすることになるのでしょうか。
>それともやはりメーカー側から何らかの金銭や品物による補てんがあるのでしょうか。
>ある場合はメーカーによって補てんの内容が違ったりするのでしょうか。



 PS3、Xbox360、Wii、PSPと立て続けに値下げされました。
メーカーによって対応が違いますので、ちょっとご紹介いたしましょう。


<画像>
〜Xbox360の場合〜
 ちょっとご紹介する順番は逆になりますが、PS3の新型投入を受けて値下げしたのではないかと推測されるXbox360ですが、在庫に対する補填は現金補填でした。
例としてXbox360エリートでご紹介いたします。
エリートは元々¥39800だった本体価格が¥29800に値下げされました。
その分の差額をマイクロソフトが小売店へ戻す事になります。
厳密には売上割戻し処理となります。
在庫数を連絡する事で、その台数分の補填が受けられますので一番小売店としても楽な方法です。


<画像>
〜Wiiの場合〜
 Wiiの場合もXbox360と同様、現金での補填となります。
ただ、任天堂の場合は任天堂から小売店へ直接ではなく、問屋を経由する事になります。
一度小売店の全ての在庫を問屋へ送り、問屋でチェックをした後に再度小売店へ納品となります。
小売店の在庫を全て問屋に送らなければならないのでかなりの手間を要します。
何十台も在庫がある場合、それだけの台数を送る為の段ボールを用意しなければなりません。
梱包も手間ですが、問屋への送料は着払いでOKという事で、金銭面での負担はありません。


<画像>
〜PSPの場合〜
 PSPの場合はXbox360と同じように在庫数をメーカーに報告するという形で行います。
ただ、補填の内容は現金ではありません。
今までの傾向として、SCEは現金での補填は行わず、色々な周辺機器で補填を行っています。
今回、PSPの値下げに伴う補填はアクセサリーパック、ワンセグチューナー、リモコン付きヘッドホン、AVケーブルの組み合わせとなります。
PSPは3000円の値下げになりましたので、台数×3000円分の周辺機器が送られる事になります。
当然ながら誤差も出ますので、組み合わせはメーカー側が指定します。
「コレいらねぇ!あれと交換して欲しい!」と言っても受け付けてもらえません。


<画像>
〜PS3の場合〜
 今までのPS3の場合、値下げ時にはPSPと同様で周辺機器での在庫補填でした。
デュアルショック3が発売されていたのに在庫補填が初期型コントローラのSIXAXISだったなんて思い出もあります(汗)
補填という名の付いた在庫処分か?なんて推測すら飛び交う始末。
ちなみに今回は新型の投入という名目で、旧型の値下げは行わなかったので補填無しでした(涙)




<画像:ねこ 普通> 結局、お店としたらXbox360方式が一番楽で、嬉しいんですよね。
<画像:ひよこ 普通> そうだねぇ。

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