〜お年寄りは大切に〜
本日、荷物配達の為に車を走らせてファミコンプラザ安城店に向かいました。
途中は大変混雑する国道1号線がありますので、巧みに避けて行くのですが・・・
これが間違いでした。
交通量の少ない道というのはそれなりの理由がありまして。
車がすれ違えないほど道が狭いとか、オフロードバリバリで草をかき分けて走らないといかんとか。
私が毎日愛用しているのは前者のすごく狭い道です。
前から車が来たら潔くあきらめるしかないというほどの狭さです。
運悪く前方より車が来てしまったら・・・にらみ合いです(笑)
どちらかが後ろに下がるしかないという道なので、にらみ合いで負けた方が道を譲るしかないのです。
思えば、いろいろな車とにらみ合いをしたものです。
奥さんドライバー(車はワゴンR):目が合った瞬間、奥さんはバックしていきました。ありがとうございます。
おっちゃんドライバー(車はカローラ):私の方が多く進んでいたのでにらみ合いの末、おっちゃんが下がりました。
ヤクザ 強面ドライバー(車は黒塗りベンツ):目・・・フルスモークなので、見えませんでしたが、車が見えた瞬間バックしました(笑)
宅急便ドライバー(車はクロネコ車):一応、私がお客さんなのでバックしてもらいました(笑)
このようになかなか愉快な道なのですが、 ヤクザ 強面ドライバー以上の強敵に本日遭遇しました。
その名もばあちゃんチャリンコです。
私の進行方向へ走っているので私の姿は見えていないようです。
ってか、ウチの車はあまり静かな方ではないのですが(汗)
どうやら聞こえていないご様子。
今にも倒れそうなほどのスピードでキコキコ進んで行かれます。
ちょっと後ろでスピードをはかってみたのですが、時速4Km/h以下と推測されます。
はっきり言って自転車が横に倒れないのが不思議なほどのスピードです。
私があの自転車を拝借してあのスピードで乗りなさいと言われてもきっとできません。
実はかなりの運動神経の持ち主なのではないかと思えてきてしまいました。
ちょっと関心していたのですが、私には安城店へ行くという任務があるのでした。
ええ、あまりに凄い光景でしたのですっかり仕事の事なんぞ忘れかけておりました(笑)
まだまだばあちゃんの進む距離は長そうです。
ちょっとクラクションでもー、と思ってふと思いとどまりました。
「じいちゃん、ばあちゃんにクラクションならしちゃうとコケっといっちゃうかもしれんでしょーが」
それは私が免許を取り立ての頃、ウチのおかんが私に先輩ドライバーとして教えてくれた教訓です。
ウチのおかんはじいちゃん・ばあちゃんにクラクションならしてこけられた事があるのでしょうか?(汗)
それはさておき、そんな事になってしまっては一大事。
道の両サイドは田んぼです。
そのままこけたら田んぼへの転落は間違いなしです。
それは避けねばならないのでクラクションは止めておきました。
ではどうやってばあちゃんに私の存在を伝えるのか?
クラクションがダメという事で・・・
案1:物を投げる
そのまま直撃してしまった日にはそれこそ大事です(汗)
案2:ずっとこのままトロトロ走り続ける
口うるさい東浦の店長が私を安城店で待っています。
これ以上遅れる事は許されません(汗)
案3:走っていって伝える
うーん、なかなか名案ですが、面倒ですな(爆)
ふと思いつきました!
驚かないように声に出して伝えれば良いのです。
ちょっと遠い所から大声で叫ぶ!
これで問題解決です。
頭いい〜♪
おたけ「おーいおばあちゃーん、車が通りますよ〜」
力一杯シカトです。
見向きもされません。
もう少し近づいて声をかける事にしました。
おたけ「おーいおばーちゃーん」
まだまだシカト状態です。
ご自分の世界に浸っているかのように一心不乱に自転車をこいでおられます(汗)
頼みますから、ちょっと後ろ向いてください・・・
神頼みしても仕方ないので、もう少し近づきます。
おたけ「おばーちゃーん、車がきますよ〜
全然ダメです。
結構近づいたのですが、全く効果なしです。
道の中央を堂々と進んで行かれます(汗)
先ほどは道の左側だった気がするのですが、中央に来てるって・・・
気づいていてわざとやっているのですか?(涙)
おたけ「おばーちゃーん、とおりますよ〜」
もうおばあちゃんのすぐ後ろを走っているのですが、気づいてもらえません。
心なしか道の中央より右側に来ています。
ふらふらしている気がしますが、大丈夫ですか?
って、そんな事よりも東浦の店長が怒り狂う姿が目に浮かんで来ました(汗)
もう少し近づいて声をかけました。
おたけ「おば〜ちゃ〜ん、ひかれちゃいますよ〜」
その瞬間です。
すぐ前方にある家から主婦の方、2人組が怪訝そうな顔つきでこちらをみているではないですか!
この構図ではまるで私がおばあちゃんをひき殺そうとする極悪人みたいです(汗)
おたけ「ち、違うんです!」
この状況で何を弁解しようとも覆りません。
ただただ、主婦の方の非難の視線を浴びつつ前進するのみ。
私が悪ぅ〜ございました。
もうそれ以上、何もいえず窓も閉めてトロトロおばあちゃんの後ろをついて走って行きました・・・
主婦の方2人組の前を通る時、もう恥ずかしくて死にそうでしたよ(涙)
それ以来、その道は何があっても通っていません。
じいちゃん、ばあちゃんを見かけたら逃げる事にしています(爆)
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